日本株3銘柄で+195万円。サンリオ・ソフトバンクG・みずほFGで何をしていたか【2026年7〜9月】

日本株振り返り07-09

よくばり夫婦です。

ここ2か月半、2026年7月1日から9月17日までの日本株の実現損益は+1,952,920円でした。

私たちにとっては非常に大きな数字です。この結果で、個別株投資を続けていく自信がつきました。

そして、この利益のほぼすべてが、サンリオ・ソフトバンクグループ・みずほフィナンシャルグループの3銘柄から出ています。

この記事では、この3銘柄について「なぜ選んでいるのか」「実際にどう売買したのか」を、取引履歴の数字とあわせて振り返ります。

自分たちの今後の参考にするためでもありますし、同じように個別株を売買している方にも何か持ち帰ってもらえるものがあれば嬉しいです。

👉日本個別株の売買ルールについては、最近の売買手法をまとめた記事があるので、あわせて読んでみてください。

目次

2026年7月〜9月、3銘柄の実現損益

まず結果から見ていきます。2026年7月1日から9月17日までの、銘柄別の実現損益です。

銘柄実現損益決済回数勝敗
ソフトバンクグループ(9984)+844,150円95回66勝29敗
サンリオ(8136)+791,290円155回132勝22敗
みずほフィナンシャルグループ(8411)+412,560円49回44勝5敗
3銘柄 合計+2,048,000円299回242勝56敗
3銘柄以外(13銘柄)−95,080円48回32勝16敗
全体 合計+1,952,920円347回274勝73敗

3銘柄の合計が、全体の実現損益を上回っています。

3銘柄以外で最も大きかったのはフジクラのマイナス144,440円です。

ここは完全に見誤りましたが、1銘柄で14万円を失っても、全体ではプラスで終わっています。どこかで大きく間違えても崩れない取引ができたと思っています。

期間全体の勝率は79.0%(274勝73敗)。ただ、1回あたりの利益の中央値は2,880円と割と低めです。

小さく刻んで積み上げながら、たまに大きく負ける。そんなプレースタイルです。

この期間の相場はどうだったか

良い成績だったのは「地合いが良かっただけ」かもしれません。

実態を把握しておくために、日経平均と並べてみます。

時点日経平均前月末比我が家の実現損益
2026年6月末70,062.32円--
2026年7月末64,362.02円−8.13%+931,370円
2026年8月末66,311.93円+3.02%+473,970円
2026年9月17日64,136.25円−3.28%+547,580円

期間を通して、日経平均は8.5%下げています。指数が下がるなかでの+1,952,920円でした。

私たちの感覚としても、この期間は下落トレンドでも上昇トレンドでもなく、ボックス相場という認識でしたが、金利、半導体、アメリカの動向で、日々のボラティリティは激しく動いていた印象です。

値幅は大きいけれど、方向は決まっていない。この地合いが、結果的に値幅を取る売買と相性が良かったのだと思います。

この3銘柄の理由

この期間に売買した銘柄は16銘柄ありますが、実質的には3銘柄の取引がほとんどでした。

売買代金で見ると、サンリオが約2億7,152万円、ソフトバンクグループが約2億807万円、みずほフィナンシャルグループが約1億3,421万円です。

理由は3つあります。

1. 売買代金が大きく、株価がよく動く

3銘柄とも東証プライムの大型株です。時価総額はソフトバンクグループが約35.7兆円、みずほフィナンシャルグループが約21.4兆円、サンリオが約1.6兆円(いずれも2026年9月17日時点)。

売買代金が大きいということは、買いたいときに買えて、売りたいときに売れるということです。

これは、1日に何度も売買を繰り返すうえで決定的に重要です。出来高の少ない銘柄では、思った値段で約定しません。

2. 株価が5,000円〜9,000円のレンジにある

ソフトバンクグループが6,261円、みずほフィナンシャルグループが8,747円(2026年9月17日時点)。

100株なら約63万円と約87万円です。

この株価帯を選んでいるのは、下がったときに買い増す余力を残すためです。

値がさ株だと100株で数百万円になり、1回の失敗で身動きが取れなくなります。

逆に株価が安すぎる銘柄は、同じ金額を投じるのに大量の株数が必要になり、値動きの幅も小さくなりがちです。

サンリオはこの条件から外れますが、後述する理由で別扱いにしています

3. 銘柄を増やさない

同じ銘柄を繰り返し売買していると、値動きの癖や板の厚さ、決算前後の反応の仕方が自然と身についてきます。

新しい銘柄を毎回探すより、知っている銘柄で戦うほうが勝率は上がります。

それに、共働きで小さい子どもがいる我が家に、たくさんの銘柄を追いかける時間はありません。

監視対象が3社で済むというのは、想像以上に大きなメリットです。

なお、期間中の約定923件のうち、東証(立会外を含む)が614件、PTS(私設取引システム)が309件でした。

全体の3分の1ほどはPTSです。日中ずっと画面に張り付いているわけではありません。

サンリオ(8136)— 2日で-40万円

サンリオの期間実現損益は+791,290円でした。155回決済して132勝22敗。

数字だけ見れば安定していますが、その中身には大きな失敗が含まれています。

決算後の急落

サンリオは8月10日に2027年3月期の第1四半期決算を発表しました。四半期として売上高・営業利益は過去最高、最終利益も前年同期比で約9%の増益、通期見通しは据え置きという内容です。

数字そのものは悪くありません。ただ、決算前に年初来高値の1,470円をつけていた高値圏だったこと、市場予想に対して物足りないと受け止められたことで、祝日明けの8月12日に株価は一時18%安まで売られました。

その頃の取引がこちらです。

日付買い売りその日の実現損益
8月12日7,000株 / 平均1,188円4,000株 / 平均1,193円−275,500円
8月13日4,700株 / 平均1,223円11,500株 / 平均1,229円−132,390円
8月14日4,000株 / 平均1,206円4,100株 / 平均1,231円+16,660円

2日間で−407,890円です。

単価はいずれも加重平均です。売った値段のほうが高いのに損失が出ているのは、売った株の大半が急落前に買っていた分だからです。

8月12日に売った4,000株は、平均取得単価が1,262円でした。

8月13日には、6,900株を平均取得1,247円に対して1,229円で売却しています。この1回だけで−124,200円。期間中で最大の損失です。

買い下がりながら戻りを待つつもりでしたが、ポジションが重くなりすぎて、想定より早く手放す判断をしました。

ナンピンは資金管理とセットでなければ成立しない、ということを改めて突きつけられた2日間でした。

ここで確定させた損失は同じ年の利益と相殺できるため、年間の税負担を軽くする「損出し」の効果もあります。売るしかない場面ではありましたが、その点も意識したうえでの判断でした。

後半で巻き返して、8月はプラスで終わった

8月10日の時点で、月内の実現損益は+588,360円ありました。それが8月13日には+162,820円。ほぼ4分の1です。

ただ、そこから月末までに+311,150円を積み直し、8月は+473,970円で着地しました。

巻き返しの中心はサンリオで、後半だけで+186,480円です。

理由ははっきりしていて、急落のさなかに買い下がった株が、そのまま利益に変わりました。

8月14日に平均1,231円で売っていたものが、8月31日には平均1,280円で売れています。株価が戻る過程を、そのまま拾えた形です。

もちろん結果論という見方もできます。戻らなければ損失はさらに膨らんでいました。

それでも、サンリオは長期保有と決めている銘柄です。だからこそ、急落した場面でも落ち着いて買い増すことができました。

好決算でも下げる銘柄

サンリオは決算資料に目を通し、株主総会にも足を運んでいる銘柄です。長期で持ち続ける分と、日々売買する分は分けて管理しています。

気をつけているのは、中国が売上の約2割を占めていることと、PBR9.2倍(2026年9月17日時点)という株価水準の高さです。

期待値が高い分、決算の中身が悪くなくても下げることが起こります。8月12日がまさにそれでした。

ソフトバンクグループ(9984)— 短期で利確

期間中で最も稼いだのがソフトバンクグループで、+844,150円でした。特に9月は+433,810円と、単月で突出しています。

値幅の大きい銘柄

2026年のソフトバンクグループは、3月23日に年初来安値3,365円、6月2日に年初来高値9,074円をつけています。1年のうちに2.7倍の値幅です。

7月から9月はその高値から調整する局面でした。値動きの大きさという意味では、3銘柄のなかで群を抜いています。

OpenAI報道での急落

このとき、9月14日に平均5,785円で200株を購入し、翌15日に6,100円で売却しました。1日で+63,000円です。

その後9月17日にも600株を売買して+13,650円でした。

大きく買い込んだわけではありません。100株ずつ2回、合計200株だけです。

狙っていたのは、売りたくて売っているわけではない人の売りです。ここまで急に下げると、信用取引で建てていた人が持ちこたえられなくなり、投げるしかない場面が出てきます。

大口が処分せざるをえない局面では、株価は本来の水準より下に振れる。そこを拾いにいくイメージです。

もっとも、これは普段からソフトバンクグループを見ているから判断できたことでもあります。

いつもどのくらい動く銘柄なのかを知らなければ、この下げが行きすぎなのか、まだ続くのかは区別がつきません。銘柄を絞る理由はここにもあります。

インカムは狙わない

配当利回りは0.18%(1株配当11円・会社予想)です。長期的保有によるインカム目的で持つ銘柄ではありません。

そして業績よりも、AI関連の思惑、半導体、アメリカの動向で動く場面が多く、1日で10%以上動くことが現実に起きます。9月14日がそうでした。

値動きの大きさは利益機会であると同時に、そのまま損失のリスクでもあります。

このため、最初は100株から入り、資金を使い切らないようにしています。期間中の最大保有株数は1,200株でした。

みずほフィナンシャルグループ(8411)— 最も安定していた銘柄

みずほフィナンシャルグループは+412,560円。49回決済して44勝5敗、勝率は89.8%です。

3銘柄のなかで最も安定していました。

決算が良かった

7月30日に発表された2027年3月期第1四半期決算は、次のような内容でした。

  • 親会社株主に帰属する四半期純利益 4,229億円(前年同期比+45.5%)。第1四半期として3年連続の過去最高益
  • 通期の連結純利益予想を1兆3,000億円から1兆4,000億円へ上方修正(前期比+12.1%、3期連続の最高益)
  • 上限1,000億円の追加自社株買いを発表。既存分と合わせて総額2,000億円、取得分はすべて消却予定
  • 年間配当予想は1株150円(前期145円から増配)、総還元性向は約40%

決算、増配、自社株買いが揃いました。株価は9月3日に年初来高値8,894円をつけています。

金利上昇が追い風

日銀の政策金利は2026年6月から1.00%で据え置かれていましたが、この期間を通じて追加利上げの観測がじわじわと強まっていきました。

そして9月18日、日銀は政策金利を1.25%程度へ引き上げることを決定しました(審議委員2人は反対)。1995年以来、31年ぶりの水準です。

金利が上がれば銀行の利ざやは改善します。銀行株指数は8月まで5か月続伸しており、この期間は素直に追い風が吹いていました。

ただし、金利は逆にも動きます。今後も同じように上がり続ける前提で持つのは危険だと考えています。

実際、我が家の売買は「金利上昇を信じて持ち続ける」のではなく、値動きに合わせて頻繁に売り買いするやり方です。期間中の最大保有株数は800株でした。

含み損に耐えられる理由

8月12日にサンリオで40万円負けたときも平常心でいられたのは、月の目標を、月の前半で達成していたからです。

我が家は、月30万円の実現利益を確保できれば上出来だと考えています。実際はこうでした。

月30万円に到達した日末日の実現損益
2026年7月7月17日+931,370円
2026年8月8月6日+473,970円
2026年9月(17日まで)9月4日+547,580円

3か月とも月の前半で目標を超えています。8月と9月は月初から4営業日目です。

月30万円は、我が家にとって給与所得のような利益です。それが投資から出ているのはありがたいと思っています。ただ、だからこそ、そこから欲を出さないようにしています。

目標を達成したあとは、無理に積み増そうとしません。そうすることで、含み損を抱えても「今月の分はもう終わっているから、戻るまで持っていればいい」と考えるようになっています。

実際、3銘柄とも含み損が1週間以上続くことがありますが、それでも慌てて投げずに済んでいるのは、心が強いからではなく、先に利益を確保しているからです。

逆に、目標が高すぎると同じことはできません。毎月100万円を目指していたら、8月13日に−124,200円を確定した時点で焦って、もっと悪いところで投げていたはずです。

損を出さずに利確できればいい。そのくらいの温度感が、結果的にちょうど良いのだと思っています。

最後に

とにかく、2か月半で200万円近く勝てたのは素直にうれしいです。

サンリオ・ソフトバンクグループ・みずほフィナンシャルグループの3銘柄を中心に、今回振り返ったことを踏まえて、これからも続けていきたいと思います。

この記事は特定の銘柄の購入を勧めるものではなく、同じ手法が今後も通用する保証もありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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この記事を書いた人

30代共働き夫婦と4歳の娘の3人家族。都内のサラリーマンとして10年以上働きながら、投資歴10年以上で総資産6,000万円超に。入社時から資産形成を意識していましたが、保険見直しや無駄な支出カットなどの試行錯誤を重ね、今ではFIREを目指しています。
実際の投資成績、家計、資産推移をありのままに発信します。

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