サンリオの第2四半期決算は株価が下がる?過去4回の反応から予想【2026年11月】

サンリオ第2四半期決算と株価予想
この記事の結論
  • 11月6日予定のサンリオ第2四半期決算は、株価が下がると予想
  • 理由は、今期予想が例年ほど控えめでないことと、販管費約20億円の期ずれがあること
  • 我が家は長期保有の分はそのまま、売買の分は少数残しで決算を迎え、1,200円を切ったら段階的に買い増す予定

よくばり夫婦です。

私たちはサンリオの株を長く持ちながら、日々の売買もしています。

8月の第1四半期決算では、翌営業日に株価が18%下がり、私たちは2日間で約40万円の損失を確定しました。

その反省から、今回は決算の前に「何が起きそうか」「どう動くか」を整理しておきます。

2026年10月31日時点の公開資料と、10月30日の終値(1,254円)をもとにしています。決算の見通しは私たちの見立てで、特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。

目次

サンリオの第2四半期決算は11月6日(金)

次回の決算発表は、2026年11月6日(金)の予定です。

株価が本格的に反応するのは、週明けの11月9日(月)です。

会社は今期の営業利益を895億円(前期比+15%)、上期(4〜9月)を423億円と予想しています。

第1四半期の営業利益は224億円だったので、7〜9月に約199億円(423億−224億)あれば上期の計画に届きます。

前年の7〜9月は190億円なので、前年比+5%程度です。

過去4回の決算は「期待を超えたかどうか」で動いた

発表日決算の中身翌営業日の株価
2025年11月5日(前年同期)上方修正したが、市場予想に届かず約14%安
2026年2月12日市場予想を上回る上方修正ストップ高
2026年6月23日(延期後の本決算)今期予想は市場予想を上回ったが、伸びは鈍化小幅安、その後上昇
2026年8月10日市場予想に届かず、通期予想は据え置き18%安

出典:株探、ブルームバーグほか

違いを分けたのは、決算前の株価です。

2025年11月と2026年8月は、決算前に期待で買われていました。

8月は決算当日に年初来高値の1,470円をつけています。

一方、2026年2月と6月は、日中関係の悪化や決算延期で売られた後でした。

上がって迎えた2回は大きく下げ、売られて迎えた2回は上げています。

私たちが「下がる」と見る3つの理由

① 今期の予想は、例年ほど控えめではない

サンリオはこれまで、控えめな予想から上方修正を重ねてきました。

前期は、期初600億円の営業利益予想を8月・11月・2月と3回引き上げています。

ところが今期の予想895億円は、初めて市場予想(約870億〜890億円)を上回る水準でスタートしました。

前の2期は、期初の予想が市場予想を下回っていました。

決算期期初の営業利益予想当時の市場予想との関係着地
2025年3月期300億円下回る(市場予想331億円)518億円
2026年3月期600億円下回る(純利益ベース)779億円
2027年3月期(今期)895億円上回る(市場予想 約870億〜890億円)?

出典:日本経済新聞、QUICK Money World、Investing.com、各期の決算短信

不祥事の後で信頼を取り戻したい、中期経営計画の最終年度をきれいに締めたい、という思いがあったのではないかと推測しています。

8月に上方修正がなかったのも、自然な流れだと見ています。

決算発表が延期され、予想が出たのは第1四半期が終わる1週間前の6月23日でした。

予想を作った時点で、4〜6月の数字はほぼ見えていたはずです。

それでもアナリストは例年どおりの上振れを見込んでいて、市場予想は会社予想より上にあります(上期の経常利益で6%ほど上)。

このズレが残る限り、計画どおりの決算でも物足りないと受け取られやすいと考えています。

② 7〜9月は、販管費20億円の期ずれで弱く見える

第1四半期に使う予定だった販管費のうち、約20億円が第2四半期以降にずれています。

上期の合計は変わりませんが、7〜9月だけを見ると数字が悪く見えます。

会社計画どおりなら、7〜9月の営業利益は前年比+5%程度です。

20億円を除いた実力なら+15%程度ですが、決算直後の速報で見出しになるのは前年比+5%の方です。

数字だけを見て機械的に売る動きが出るのではないかと心配しています。

③ 前年の7〜9月が強く、訪日中国人も減っている

前年の7〜9月は、大阪・関西万博のコラボやクロミの20周年が国内の伸びを押し上げていました。

前年の数字が高いぶん、今年は伸び率が出にくくなります。

また、2026年9月の訪日中国人は前年同月比44.5%減でした。

ハローキティ50周年やクロミのブームも、少し落ち着いた印象があります。

それでも上がるとしたら

上がる可能性も考えています。ルートは3つです。

7〜9月が想定より強い

前年の営業利益の伸びは、4〜6月が+88%、7〜9月が+47.8%でした。

前年の伸びが小さかった7〜9月は、今年の伸び率を出しやすい時期です。

第1四半期の売上も+20.7%と伸びています。

20億円が下期にずれる

会社の説明は「第2四半期以降」です。

一部でも下期にずれれば、上期は計画を超えやすくなります。

自社株買いなどの株主還元

松本CFOは6月、魅力的なM&Aが見つからなければ最大300億円の追加還元を検討すると話しています。

期ずれで弱く見える決算に合わせて、100億円規模の自社株買いを出してくる可能性もあると思います。

ただ、2月のような大幅高には、市場予想を超える通期の上方修正が必要です。

サンリオは上振れても下期を慎重に置く会社です。

前年同期も、上期は計画を約42億円上回ったのに、通期は29億円しか引き上げませんでした。

上がっても小幅高まで、と見ています。

決算で見るポイント

11月6日の15:30に開示が出たら、次の順番で確認します。

  1. 自社株買いの開示が出ていないか:出ていれば、話が大きく変わります
  2. 上期の営業利益:計画の423億円と、市場予想(経常利益で会社予想より6%ほど上)を超えたか
  3. 通期予想(895億円):据え置きか上方修正か。修正するなら、上期の上振れ分だけか
  4. 販管費20億円の行き先:7〜9月に計上されたのか、下期にずれたのか

2と3に問題がないのに7〜9月の見た目だけで売られているなら、「数字の読み違い」による下げと考えます。

2か3で市場予想に届いていなければ、中身で売られていると判断します。

我が家の作戦:買い増しは決算の後

サンリオは、日々の売買とは別に、長期で持ち続ける分があります。

長期保有の分は基本的に売らず、決算もそのまま持って迎えます。

日々の売買の分は、決算前に少しだけ残して、それ以上は持ち越さない少数残しにします。

決算前:上がる材料に備えて、少しだけ仕込む

上がる材料もあるので、決算前に少しだけ仕込むのもありだと考えています。保険がわりです。

そもそも長期保有の分と少数残しの分があるので、上がったときにまったく取り残されるわけではありません。

決算後:1,200円を切ってから段階的に

株価我が家の動き10月30日終値からの下落率
1,200円以下少し買う−4%
1,127円前後まとまった量を買う−10%
1,100円本格的に買う−12%
1,000円前後さらに買う−20%

目安は、適正株価の記事で決めたものです。

前年同期(−14%)や8月(−18%)並みに下がれば、約1,030〜1,080円まで届きます。

この目安は、もともと市場全体が暴落したとき用に決めたものです。

通期予想が据え置きなら、物差しの前提(今期の会社予想EPS 52.62円)は変わらないので、今回の決算での下げにも当てはめます。

サンリオは急落した後も数日かけて下げることが多いので、初日には買いません。

8月は翌営業日に安値1,163円まで下げた後、1週間後にも1,155.5円まで下げ、9月1日には1,338.5円まで戻しました。

初日に飛びつくより、1週間待ったほうが良い値段で買えました。

予定している決算前後の動き方は、次のとおりです。

日付我が家の動き
〜11月6日長期保有の分はそのまま、日々の売買の分は少数残しで決算を迎える
11月6日 15:30〜夜「決算で見るポイント」の順に開示を確認。夜間取引(PTS)では買わない
11月9日(月)初日は買わない。投げ売りが一番出やすい日
11月12日 16時ごろ信用残の公表。買い残が大きく減っていれば注目
その後1,200円以下かつ前日比プラスの日に1回目。下がれば1,127円、1,100円、1,000円前後でも同じ条件で、反転した日ごとに分けて追加

決算の中身ごとの動き

決算の中身我が家の動き
計画どおり・据え置き、または小幅修正で市場予想に届かない上の作戦どおり、段階的に買う
自社株買いなどの還元が出る追いかけない。次の暴落を待つ
市場予想を超える上方修正日々の売買で、前日比プラスの日を狙う
下方修正・新しい悪材料適正株価を計算し直してから判断する

上がる可能性で挙げたことが出た場合は、素直に「予想が外れた」と受け入れます。

最後に

私たちは、今回の決算で株価は下がると見ています。

ただ、7〜9月が強かったり、決算と同時に株主還元が出たりすれば、この見立ては外れます。

決算が出たら、結果と我が家の実際の動きを報告したいと思います。

👉日々の売買の成績は、毎月の日本株レポートで公開していますのでぜひご覧ください。

株式投資には価格変動のリスクがあります。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

参考資料

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この記事を書いた人

30代共働き夫婦と4歳の娘の3人家族。都内のサラリーマンとして10年以上働きながら、投資歴10年以上で総資産6,000万円超に。入社時から資産形成を意識していましたが、保険見直しや無駄な支出カットなどの試行錯誤を重ね、今ではFIREを目指しています。
実際の投資成績、家計、資産推移をありのままに発信します。

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